警備の仕事 ヘッカまとめ

保安部門 (Security Department)
この部門は優先度を問わず全ての財団施設や対象に関する保安や保護の業務を担っています。保安部門の職員は収容違反・不法侵入・破壊活動・天才・その他の緊急事態に対処するべく訓練されています。

この部門の新人は実際の現場や警備対象に配置される前に一般的な訓練を受けます。特定の警備対象に関する特別な訓練は配置後に行われます。
財団内部部門一覧より引用。


財団の特定の警備対象に関する特別な訓練とかは、収容プロトコルに書いてあるので飛ばします。自分は、異常性が何も絡まない「普通の警備業務」に関して、興味があった時期があり、自分なりにヘッカをまとめたりしてました。

ここからは、usubaorigekiのヘッカの羅列です。

警備業務というと、1号業務 、2号業務、3号業務、4号業務の4種類に大別されます。なので、財団の警備を担当する部署も、これに沿って考えました。

  • 1号業務

優先度を問わず全ての財団施設における収容違反・不法侵入・破壊活動・天災・その他の緊急事態の発生を警戒し、防止する業務。収容施設以外にも、必要があればライフライン施設、公共施設、フロント企業が保有する施設、個人宅に至るまで、施設警備業務は多岐に渡ります。管理や統制を徹底する意味で、大規模な警備担当職員を管理するサイトがいくつか存在し、そこから警備担当職員が各施設に派遣されます。

1.施設警備業務
・常駐の場合
警備担当職員は派遣先の施設に常駐し、出入管理、巡回、開閉館管理、鍵の管理、防災センター業務などの各種業務を行います。出入り管理に関しては、荷物検査は特に徹底して行われます。身体検査の他、必要があればエックス線透視検査装置や金属探知機等も使用し、持ち込み禁止品や不審物の持ち込みを防止します。

サイトに常駐する職員は、有事の対処だけでなく、平時の細やかな対応も優れています。丁寧な言葉遣いや所作は当然の事、派遣先の施設をセキュリティクリアランスの範囲内で深く理解し、インフォメーション業務をも担う事もあります。

こうした業務内で最も発生頻度が高いのは、収容違反ではなく傷病者の対応が必要となる救急事案です。そのため、救急蘇生に関する訓練を受けているほか、基本装備として感染防止手袋やポケットマスクは常時携行しています。内部保安や特殊な事例により、警備担当職員としての身分を隠し、私服又は制服職員として施設内巡回、モニターによる監視などを行う事もあります。

・巡回の場合
常駐の警備担当職員が派遣されない施設も当然ながら存在します。これらの施設は、警備担当職員が車両等で移動し、それぞれの施設を定期または不定期に巡回します。警備艇を利用した沖合の警備なども行います。

2.機械警備業務
施設内に各種のセンサー等を設置し、警備管理サイトに存在する監視センターで侵入者や火災等の発生を監視し、異常があった際には、担当地区の警備員が直ちに現場へ向かうほか、必要に応じて隠蔽担当・適切な機動部隊への連絡など、各業務担当者への緊急連絡を行います。現場に到着した警備担当職員は、センサーの作動状況その他施設の現状を確認し、被害を最小化するための緊急措置を行います。事態の内容によっては、機動部隊と合流しての内部点検や偵察、初期対応などにも可能な限り参加します。

警備管理サイトでは人感センサーなどの機器を駆使し、些細な異常も捉える警備システムを構築がされています。多くのサイトで、共通の温度監視システム・現実強度監視システム・防犯カメラ監視システム・非常通報システムなどが構築されています。航空機や船舶の管制システムも存在します。機械警備システムの設計・施工・運用開始後の保守点検・修理などは、専門スタッフが実施し、定期的にシステム診断や点検が行われます。また、夜間緊急保守チームも待機しています。

  • 2号業務

特殊な収容活動や緊急出動などで真価を発揮する業務です。人若しくは車両の雑踏する場所又はこれらの通行に危険のある場所における負傷等の事故の発生を警戒し、防止します。

1.交通誘導警備業務
財団は収容活動に使用する特殊な車両を含め、多くの車両を保有しています。それらの車両が一般道を通行する際、誘導を行い交通の安全確保に貢献します。臨時サイト建設時などの工事現場や、車両を管理する施設の駐車場などにも派遣されます。

2.雑踏警備業務
収容活動は、状況によっては一般人が多く参加しているコンサート、祭り、スポーツ大会などのイベントの最中にも行う必要があります。そういった状況下での収容作業は不特定多数のリスクが予測されます。そのため、警備部隊を編成し、参集する人々に対して必要な情報の提供、規制、隠蔽、広報、案内、誘導、その他状況に応じた対応を行います。

  • 3号業務

ロジスティクス担当職員と連携し、運搬中の現金、異常存在などに係る盗難等の事故の発生を警戒し、防止する業務です。多くの要注意団体からの襲撃の標的となりやすい業務であるため、常に隙の無い強固な警備が求められます。

1.運搬警備業務
車両で運搬する場合は複数の警備担当職員が連携し、指定の物品を目的まで運搬しています。オブジェクトの性質に合わせて派遣される機動部隊に業務を委託、または連携して業務を行います。(警備担当職員のみによって構成される機動部隊も存在します。)使用する車両は、不測の事態に備えた特殊車両であり、ハードとソフトの両面において高度な警備システムが構築されています。

  • 4号業務

個人の身体に対する危害の発生を、その身辺において警戒し防止する業務です。サイト管理者等の要人や、人型オブジェクトを秘密裏に輸送する場合、一般人を危険な区域から安全に誘導する場合などにも派遣されます。

1.身辺警護
財団の重要人物、人型オブジェクトの輸送の他、一般人に対しての身辺警護を行う場合があります。一般人が警護されるケースとして、異常存在に関与したのが社会的に重大な影響が及ぶ立場や要職にある政治家、大手企業経営者、外資系企業経営者、資産家だった場合、隠蔽リスクの観点から、優先的に警護される場合があります。ただし、様々な収容の手順に関係して、子供や胎児、動物などの警護も行われた事例があります。警護対象には、GPSを利用して警備管理サイトからも補助を行います。

  • その他の業務

1.保安防災
現場での警備だけでなく、保安事故の未然防止と事故発生時の迅速な対応に向けた仕組みづくりも重要な業務です。

・各職員への情報の開示と啓発活動
安全のスキルアップとヒューマンエラー防止のために、管理者から末端の一般職員まで職位に合わせた適切な安全教育プログラムを組んでいます。適切なセキュリティクリアランスの範囲内で、事故発生時のレポートを開示し情報共有、パンフレットの配布・事故防止を促すポスター掲示などに加え、一般職員を対象にした安全講習や勉強会などを開催し、防災体制の構築を進めています。

<安全教育プログラムの一例>

プログラム名 詳細
安全意識向上講習 各部門の担当者による講演会や、過去の重大な収容違反の記録などを通じて、過去に発生した事故の風化を防ぎ、さらなる安全意識の向上を図る。
技能伝承研修 人間の五感や経験則から来る判断能力や非常に専門的な技能に関して、実技を中心とした研修等を行い、若年層に対する技能の継承・向上を図る。
異常時対応訓練 実際に異常事態が発生した状況を想定した大規模な訓練。異常時における関係職場の連携体制の強化、迅速・的確な対応による併発事故防止、復旧作業時の知識習得と技能向上などを目的とする。

・事故発生後の迅速な対応
収容違反などの事故が発生してしまった場合は、要因を解析して対策を講じ、その有効性を監査やパトロールで検証することによって、再発防止を図ります。また、その防止策を類似の設備に水平展開し、事故の未然防止に努めています。

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