金剛寺弥起の人事ファイル
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金剛寺 弥起

氏名: 金剛寺 弥起(こんごうじ やおき)

セキュリティクリアランスレベル: 3

役職: サイト-81██業務部 収容維持グループ 常駐生物飼育監督官。兼務 総合管理部 医療グループ 獣医師。

職務: 生物オブジェクトの長期的な収容維持。生態の研究の補助。

プロフィール: 糸目が特徴の男性職員です。生真面目かつ心優しい性格で、慈愛に満ちています。何時も笑顔を絶やさず、多くの人から頼られる温厚な人柄です。責任感が非常に強く、何事も自分のせいだと感じすぎる部分があります。優しすぎると指摘される事もありますが、人事グループは稀有で得難い適性だと判断しています。

サイト-81██に収容されている生物オブジェクトの特別収容プロトコルを把握し、給餌、体調管理、清掃など基本的な収容手順を担当職員が実行できるよう監督する業務を行っています。特殊なプロトコルは自ら行う他、生態や繁殖のためのデータ取得など、調査研究の補助も行っています。金剛寺飼育員は休日返上で毎日、自分の目で収容中の生物の健康状態を確認し、ケアを行っています。病気や出産の兆候が確認された場合は、獣医師として真っ先に対処を行う重要な役割です。

金剛寺飼育員は、遺伝子の一部が突然変異を起こしており、強靭な肉体を有しています。常人の何十倍もの筋繊維密度を持ち、特殊なタンパク質を作ることができるため、爆発的なスピードとパワーを発揮する事が可能です。骨格においても密度が高く、異常に太い骨を持っています。ある移送作戦中に、SCP-██-JPの影響を受けて発生したワニと同程度の咬合力を持った人型生物に噛まれる・通常の5倍程度の大きさのアフリカ象に踏まれる・車と同等のスピードで移動するサイに突進されるなどしましたが、軽傷ですんでいます。

あの時の事はよく聞かれますが、僕の事は心配しなくて良いんです。…それよりも、動物さん達の方が可哀想でした。皆、すごく不安なのが僕には伝わってきていて、早く安心させてあげたかった。そのせいで焦ってしまって、ちょっとビックリさせてしまったんです。僕のせいで麻酔銃を何発も撃ち込まれるのを見るのは本当に辛かった…。 - 金剛寺飼育員

金剛寺飼育員は、生物オブジェクトを「動物さん」と呼んでおり、名前を持たない場合は勝手に名前をつける癖があります。名前の由来はその時食べているものです。例として、かつて担当していたSCP-961-JPには、いちご大福を食べていたため「ダイフク1号」と名付けていました。長年飼育員をしているため、関わったオブジェクトが死亡した場合は、お盆の時期に自主的に作った簡易的なお墓にお参りしています。

僕の仕事を危険な仕事だと言う人も多いんですけど、そんなこと無いです。日々コミュニケーションを取っていれば、機嫌の良し悪しも分かりますし。ただ、死んでしまった時、保護しきれなかった時、自分がもっと上手くやれていれば…と思ってしまいます。それが一番辛いかもしれません。 - 金剛寺飼育員

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