長流部葉の人事ファイル
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長流部 葉

氏名: 長流部 葉(おさるべ よう)

セキュリティクリアランスレベル: 4

役職: サイト-81██研究部長。科学研究グループ 上席研究員。脳科学研究室 室長。

職務: 電脳世界の研究。

プロフィール: 優しそうな雰囲気の男性職員です。真面目で柔らかい性格のため、初対面の多くの人に信用されますが、ある程度付き合いのある人物からは総じて「マジでヤバい、イカレ野郎」という評価を受けています。自身にかかる精神的ストレスや、社会的常識・良心の呵責を痛感しつつ、囚われる事がありません。気が弱い方ですが、周りを和ますためによく冗談を言います。しかし、大体はとんでもない空気になるような、マジで笑えないものです。

自身の研究室で取り組んでいる研究を推進しつつ、研究部全体の管理責任者として業務を行っています。財団上層部と連絡を密に行い、橋渡し的な役割を持ちます。また、各グループの長及び各研究室の室長ともコミュニケーションを行い、研究室ごとの連携指導や、別サイトの研究者との連携指導、場合によっては要注意団体との接触・交渉などに参加します。

研究室では、脳科学についての全般的な研究を行っています。中でも長流部博士は、サイバーパンク作品などにみられる「電脳世界」に幼少の頃から憧れており、それらを開発し、収容に役立てるという研究を行っています。情報表現は、感覚・運動意図・感情・記憶・意思決定・好意・覚醒度・言語など多岐に渡りますが、それらを完璧に仮想世界に落とし込むことを目的としています。これにより、優秀な職員のバックアップや、効率的な情報の管理や、電脳通信などによる情報のリアルタイム化、オブジェクトを仮想世界に再現し収容方法の確立を早めたりと、様々な利用法が提唱されています。

また、長流部博士は研究の途上で、自身の脳を「人間の脳と同等の働きをする集積回路」に無断で置き換えています。これは、記憶処理に耐性を持つ人物を一旦終了し、仮想空間上でバックアップをとりつつ、脳機能を再現した人形を代わりに戻すというSFで見られる手法のプレゼンのために行ったようです。当然ながら、倫理委員会に却下されました。

摘出した自身の脳は、仮想現実に繋ぎ、精神に影響が出る可能性のある危険な実験を行うときに使用されます。自分なので、遠慮がいらないそうです。

脳を置き換える事に抵抗が無かったかと、よく聞かれます。正直ありました。でもですね、同等の働きをしてくれるんですよ?悩みましたけど、バックアップも簡単で、万一の故障にも大丈夫です。スペースが空くので、スクラントン現実錨とかを仕込んで、認識の再定義なんかも面白そうじゃないですか?あと、脳挫傷しないので安全です。メリットの方があると判断しました。 - 長流部博士

便利かなと、ふと思ったという理由で、仮想空間上に自身の複製を作り出したことがありますが、セキュリティ上の問題から消去されました。

消去する時は、本当に心苦しかったですね…。やはり、自分ですから。消さないでくれと泣きながら懇願してました。悪いな~、悪いな~と思い、決断できず、しばらく見てたんです。すると、組み込んでなかった自己破壊プログラムを勝手に開発して自殺しました。それを見て、踏ん切りがつきました。対抗プログラムを組んで、自殺を失敗させつつ、心を鬼にして消去しました。 - 長流部博士

長流部博士は、開発中の様々な環境の仮想空間の案内人として、2人の女性型の仮想人格を構築しています。本来は、自身の複製を利用するつもりでしたが、上記の理由により中止されました。

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