蔵庵 英志の人事ファイル
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蔵庵 英志

氏名: 蔵庵 英志(ぞうあん ひでし)

セキュリティクリアランスレベル: 2

役職: サイト-81██業務部 収容維持グループ 臭気判定士。特別観察保護対象。

職務: 臭気の判定、脱臭対応の検討。

プロフィール: 大柄の男性職員です。神秘的な雰囲気を持っており、争いを避ける性格で言動も大人びています。直観力に優れ、相手を見抜くような発言をすることがあります。知的好奇心が強く、豊富な知識と話題を持っているため、多くの職員と仲が良いようです。騒音が嫌いですが、自身のドスンドスン歩く轟音は、それなりの騒音であることには気づいていません。弱点はおだてられると弱いようです。

体毛・表皮・頭部・体組織・頭部・脚部・手などの一部がゾウに酷似したものに置換されています。日本生類総研の施設で発見され、財団に協力的だった事などから、条件付きで雇用された職員です。

臭気の測定により、何らかの異常の発見や、収容違反の防止を行う職務を担当しています。臭気の測定はセンサーなどの機械では不完全な部分も多く、感覚的な部分も重要視されています。財団に収容されているオブジェクトには、ミーム効果を持つ臭気を持つ場合や、収容対象そのものが匂い物質で構成される物質など様々なケースがあるため、その現状評価は重要です。また、収容手順に関連して、やむを得ず悪臭が発生する場合の脱臭対応の検討、収容サイトの廃棄物が規制値内であるかどうかの判定も行います。

蔵庵判定士は、アフリカゾウなどと同じく嗅覚受容体の遺伝子数が約2000個(ヒトの約5倍、イヌの約2倍)持っているため、臭気判定においては優れた能力を持っています。しかし蔵庵判定士単独では、様々な種類が混ざった臭気を判別できるものの、大半の職員はそうではありません。そのため、通常の臭気判定士と同じく「三点比較式臭袋法」を実施します。一般的な嗅覚を持つ被験者を選定し、現場で臭気を袋を用いて採取。被験者に嗅ぎ分けを行ってもらい、結果をもとに臭気指数を算出します。蔵庵判定士は、これら判定試験全体の統括業務を行います。

匂いの事ならお任せください。(鼻を蠢かす蔵庵判定士)

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